オフコース『ジャンクション』は小田和正と鈴木康博のお洒落なアルバム

1977年に発売されたオフコースのアルバム『JUNKTION』を紹介します。オリジナルメンバの小田和正・鈴木康博にサポートメンバとして清水仁・松尾一彦・大間仁世(ジロー)が加わり、5人のオフコースがスタートをきったアルバムになります。小田和正が3曲・鈴木康博が5曲・2人の共作が1曲の構成で、ヤスさん(鈴木)が頑張っているアルバムです。
アルバムタイトルの『JUNKTION』は英語の辞書を引いても無く、JUNCTION(連結)とJUNK(がらくた)から作られた造語です。アルバムジャケットはJUNKのイメージでした。

本アルバムのヤスさんの歌詞を拾っていくと、「白いサテンドレス ブルーのサファイア」「漂うクルーザー」「にぎやかなティールーム」とお洒落な都会の男女の恋愛の歌ばかりで、オフコース=都会的なサウンドを印象付けた1枚になっています。

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それではアルバムの曲を紹介していきましょう。(オリジナルがレコード盤なので、A面・B面で紹介します。)

A-1 INVITATION(鈴木康博)

イントロの「時の流れを止めたいわ 退屈な日々 ささやくあなたの耳元で~」は前作『SONG IS LOVE』の最後に入っていたメロディーです。これは元ビートルズのポール・マッカートニーがアルバム『Ram』と『Red Rose Speedway』で使った手法と同じで、アルバム同士がリンクしているイメージを持たせています。本曲の舞台は舞踏会で、お洒落なアルバムの幕開けとなっています。

A-2 思い出を盗んで(小田和正)

爽快なイメージの小田さんの気持ちのいい曲で、私の大好きな曲です。ヤスさん作品初のシングルA面『ロンド』のB面曲でした。

A-3 愛のきざし(小田和正)

虫の音色で始まる秋を感じさせる曲です。普通の曲の構成と違い、新たなメロディーがどんどん展開されていく変わった曲です。

A-4 潮の香り(鈴木康博)

ヤスさんの代表曲の1つで、ベストアルバム『SELECTION 1973-78』にも収録されています。港の灯、クルーザー、水平線、カンテラの灯、陽がおちた海岸道路と、お洒落なデートの情景が目に浮かぶ曲です。ヤスさん自身「いろんなミュージシャンから良い曲だねと言われた」と語っています。セルフカバーアルバム『BeSide』『forWard』、ライブアルバム『Yasuhiro Suzuki Anniversary Live 1970-2008』にも収められています。

A-5 秋の気配(小田和正)

小田さんの名曲です。本アルバムに先行してシングル発売されました。歌詞に出てくる「港が見下ろせるこだかい公園」は横浜「港の見える丘公園」であると言われています。オフコースの代表曲の1つであり、本当に素晴らしい名曲だと思います。ベストアルバム『SELECTION 1973-78』にも収録されています。小田さんは1996年のセルフカバーアルバム『LOOKING BACK』で本曲を歌い直しており、それは『自己ベスト』にも収められています。小田さんは2016年のツアーではオリジナルに近いアレンジで演奏していました。槇原敬之、渡辺美里、稲垣潤一&山本潤子など、多くのアーティストがカバーしている作品です。

B-1 変わってゆく女(鈴木康博)

男女の別れの情景を体験談かと思うほどリアルに歌っています。ヤスさんは現実的なことを私小説のような歌詞にすることが上手く、本アルバムのどの作品も情景がありありと浮かんできます。

B-2 あなたがいれば(鈴木康博)

作詞:小田和正、作曲:鈴木康博の作品で、このパターンはアルバム『ワインの匂い』の『幻想』に続き2曲目です。シングル『こころは気紛れ』のB面曲でもありますが、それとは別バージョンになります。静かなバラード曲です。

B-3 恋人よそのままで(鈴木康博)

シングル『秋の気配』のB面曲でした。「枯れ葉、舞い散る頃」の歌い出しで、アルバム全体が秋のコンセプトになっています。ヤスさんのセルフカバーアルバム『forWard』にも収められています。

B-4 HERO(小田和正、鈴木康博)

作詞・作曲:小田和正・鈴木康博の全くの二人の共作で、7分を超える大作です。ヴォーカルも2人で担当しています。歌詞に登場する「彼」が実在する人物なのか気になりますが、もしかしたら自分達のことを歌っているのかもと思うようになりました。1979年8月の田園コロシアムライブで演奏されています。

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オフコース『JUNKTION』はおすすめアルバムです。ぜひ聴いてみてください!

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