『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』はジョン・レノンの傑作!

1964年発売のビートルズのアルバム『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』を紹介します。原題は、The Beatles『A Hard Day’s Night』


邦題の『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』は映画評論家の水野晴郎が名付けました。2000年以降、日本語のアルバムタイトルは原題に合わせて『ハード・デイズ・ナイト』に改められています。
A面は1964年に制作された同名映画のサウンドトラック、B面はアルバム用に追加録音された曲です。映画はビートルズ初の主演映画で、モノクロ映画ではありますが、当時のファンは動くビートルズを見ることができて歓喜だったことでしょう。
アルバムはビートルズのアルバムの中で唯一の、全曲が「レノン=マッカートニー」作品のアルバムです。ジョン・レノンの曲が多いのが特筆すべきところで、ビートルズのアルバムの中で一番ジョンの魅力が出ているアルバムと思います。全体で30分の短さですが、疾風のように駆け抜ける印象を受ける、ビートルズ初期の傑作アルバムです。

スポンサーリンク

それでは、アルバムを紹介していきましょう。(オリジナルがレコード盤なので、A面・B面で紹介します。)

A-1 ア・ハード・デイズ・ナイト(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー)

アルバムのタイトルソングで、ジョンとポールがそれぞれが作ったパートを歌っています。本国イギリスでのビートルズ7枚目のシングル曲です。2017年のポールの東京ドーム&日本武道館コンサートでオープニング曲として歌われました。

A-2 恋する二人(ジョン・レノン)

原題は『I Should Have Known Better』。ジョンのハーモニカが気持ちがよい、明るくノリがよい曲で、私が大好きな曲です。1970年2月にアメリカで発売されたアルバム『ヘイ・ジュード』にも収録されています。

A-3 恋におちたら(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー)

原題は『If I Fell』。ジョンとポールがきれいなコーラスで歌うバラード曲です。後にジョンは「当時の妻以外の女性との半自伝的な曲」と語っています。

A-4 すてきなダンス(ジョージ・ハリスン)

原題は『I’m Happy Just to Dance with You』。本アルバムで唯一、ジョージがヴォーカルを取った曲ですが、ジョンが書いた曲です。前作『ウィズ・ザ・ビートルズ』にはジョージが作った曲がありましたが、本アルバムに無いのは残念です。『The Beatles’ Anthology 1』に収められているジョージ作の『You Know What To Do』が候補にあったのかもしれませんが、ボツだったのでしょう。

A-5 アンド・アイ・ラヴ・ハー(ポール・マッカートニー)

ポールが作ったバラード曲です。2017年のポールの東京ドームコンサートで歌われています。1991年に発売されたポールのライブアルバム『公式海賊盤 Unplugged (The Official Bootleg)』にも収録されています。

A-6 テル・ミー・ホワイ(ジョン・レノン)

ジョン・ポール・ジョージのコーラスで始まる曲です。ジョンのソロパートが一部ありますが、ほとんど3人のコーラスで歌われています。後にジョンは「映画用に使う曲がもう1曲必要だったので急いで書いた曲」とインタビューで語っています。

A-7 キャント・バイ・ミー・ラヴ(ポール・マッカートニー)

本国イギリスでのビートルズ6枚目のシングル曲です。1970年2月にアメリカで発売されたアルバム『ヘイ・ジュード』にも収録されています。ポールのコンサートでよく演奏される曲で、2017年の東京ドーム公演でも演奏されました。1990年に発売された『ポール・マッカートニー・ライブ!! (TRIPPING THE LIVE FANTASTIC)』、2002年に発売された『バック・イン・ザ・U.S.』にも収録されています。

B-1 エニー・タイム・アット・オール(ジョン・レノン)

疾風のような気持ちの良いジョンのロックンロールです。最初のタイトルコールはジョンが歌っていますが、続くタイトルコールは高音をジョンが出せなかったためポールが歌っています。ジョンは、前作『ウィズ・ザ・ビートルズ』の最初の曲である『イット・ウォント・ビー・ロング』の影響下にある曲と語っています。

B-2 ぼくが泣く(ジョン・レノン)

原題は『I’ll Cry Instead』。間奏が無く、最初から最後までジョンのヴォーカルが続く曲です。ジョンが本アルバムで一番お気に入りの曲でした。

スポンサーリンク

B-3 今日の誓い(ポール・マッカートニー)

原題は『Things We Said Today』。マイナーなメロディーの単調な曲ですが、1960年代後半に日本で流行したグループサウンズに多大な影響を与えた曲で、グループサウンズに似た印象の曲です。1990年に発売された『ポール・マッカートニー・ライブ!! (TRIPPING THE LIVE FANTASTIC)』、1994年に限定発売された『オフ・ザ・グラウンド ザ・コンプリート・ワークス』にも収録されています。

B-4 家に帰れば(ジョン・レノン)

原題は『When I Get Home』。本曲についてジョンは「ウィルソン・ピケットふうを目指したのかな…モータウン・サウンドをね」と後に語りました。

B-5 ユー・キャント・ドゥ・ザット(ジョン・レノン)

元々は本アルバムA面の曲と同様に映画で使われる予定だった曲で、実際にステージでの演奏シーンも撮影されていましたがボツになりました。演奏シーンの観客には若き日のフィル・コリンズがエキストラで参加しており、映画を見たフィル・コリンズは「何故、ユー・キャント・ドゥ・ザットが無いのか?!」と叫んだそうです。

B-6 アイル・ビー・バック(ジョン・レノン)

私が本アルバムで一番好きな曲です。ジョンとジョージのアコースティックギターで、マイナーコードとメジャーコードが混在する絶妙のサウンドを作っています。

本アルバムはリンゴ・スターのヴォーカル曲が無いのが寂しいですが、良い曲ばかりなので、まだ聴いたことが無い人はぜひ聴いてみてください!

スポンサーリンク

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です