チューリップ『2222年ピクニック』はオフコース『over』を意識した?

1982年6月21日に発売されたチューリップのアルバム『2222年ピクニック』を紹介します。

第二期チューリップによるレコーディングで、メンバーは以下です。

 財津和夫(ヴォーカル、ギター、キーボード)
 姫野達也(ヴォーカル、ギター、キーボード)
 安部俊幸(リードギター)
 宮城伸一郎(ベース、ヴォーカル)
 伊藤薫(ドラムス、ヴォーカル)

地球の未来や宇宙をテーマに、チューリップらしいコーラスやシンセサイザーの音色が散りばめられたアルバムです。歌詞カードには『平和な国の反戦歌』という題の財津和夫の詩が掲載されていました。アルバムジャケットは2222年の地球でしょう。

それでは第二期チューリップを代表する本アルバムを紹介していきましょう。(オリジナルがレコード盤なので、A面・B面で紹介します。)

A-1 美しい星

財津和夫が作曲したインストルメンタルです。
当時、ニューミュージック界の頂点に立っていたオフコースが約半年前にリリースしたアルバム『over』も1曲目はインストルメンタルでした。オフコースのライバル的な立場であったチューリップはそれを意識して真似したのかもしれません。

A-2 2222年ピクニック

作詞・作曲:財津和夫で、リードヴォーカルも財津和夫のアルバムタイトル曲です。
「地球にその昔 落ちたという 愛のオリジナル」という歌詞は、聖書のアダムとイブの話を想起させます。
「空に浮かぶ巨大なオレンジ色が」はUFOでしょうね。

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A-3 星をちりばめて

作詞・作曲:財津和夫で、リードヴォーカルも財津和夫です。
財津さんのちょっとやらしい曲です。
「着ているものを脱がせてゆけば だんだん君が白くなってゆく」
「裸の君 この僕の唇で ひとつひとつ 光る星 ちりばめよう」

A-4 心の中は白い画用紙

作詞:財津和夫、作曲:姫野達也で、リードヴォーカルは姫野達也です。
姫野さんらしい甘いヴォーカルとメロディーで、私の大好きな曲です。安部さんの死去で4人のチューリップになってしまった2016年~2017年の45周年記念コンサートツアーでも歌われていました。

A-5 星のコラージュ

作詞:伊藤薫、作曲:安部俊幸で、リードヴォーカルは伊藤薫です。
歌詞、メロディー、そして伊藤薫の繊細な優しい歌声に、ファンタジーという言葉がピッタリの曲です。第二期チューリップのコンサートではドラムを叩きながら歌っていました。

A-6 君の季節

作詞・作曲:財津和夫で、リードヴォーカルも財津和夫です。
イントロのガラスコップが割れるようなシンセサイザーの音が印象的です。財津さんらしい、おっとりとした曲で、コミカルな情景が浮かぶ男女の別れの歌です。いい大人の男のバンドの歌詞にアイスクリームやフルーツパーラーが出てくるのが面白いです。
「眼の前のアイスクリーム溶け始めたよ 別れ話にアイスクリームは似合わない」
「まわりの人に恥ずかしいフルーツパーラー 別れ話にフルーツパーラーは似合わない」

B-1 VOLUME・10(FULL)

作詞・作曲:宮城伸一郎で、リードヴォーカルも宮城伸一郎です。
VOLUME・10の10はFULLと読ませています。1997年に再結成して新録音したアルバム『We believe in Magic Vol.2』にも収録された宮城伸一郎の代表曲の1つです。

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B-2 ホロスコープ・ラヴ

作詞・作曲:安部俊幸で、リードヴォーカルは姫野達也です。
第一期チューリップでは自らヴォーカルを取ることもあった安部さんですが、第二期チューリップでは一切ヴォーカルを取らなくなりました。私は味のある歌声だと思うのですが。
2014年7月7日に居住地のインドで亡くなった安部さん、本当に残念でなりません。4人のチューリップのステージで、安部さんがヴォーカルを取った『夏に別れを』を4人全員(財津・姫野・上田・宮城)で歌ったシーンには涙です。

B-3 生まれる星

作詞・作曲:財津和夫で、リードヴォーカルも財津和夫です。
恋人同士の二人が宇宙船No.909に乗り、生まれた星である地球を離れ、これから生まれる星に愛を運ぶといった歌詞です。何故、No.909なのか非常に気になりますが、財津さんが大好きなビートルズの楽曲『One After 909』から単純に拾ったのでしょう。『銀河鉄道999』に似た数字ですが、こちらとは関係無いように思います。

B-4 アルバトロス

作詞・作曲:財津和夫で、リードヴォーカルも財津和夫です。
財津さんの雄大なバラード曲です。宇宙をテーマにした本アルバムの最後、宇宙人に向けて歌います。
「ぼくも唄うよ 明るい声で ひびけ宇宙の 君の棲む彼方へ」

チューリップ『2222年ピクニック』はおすすめアルバムです。ぜひ聴いてみてください!

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