ジョージ・ハリスン『ダークホース』ガラガラ声のアルバム

1974年11月に発売された元ビートルズ、ジョージ・ハリスンのソロアルバム『ダークホース』を紹介します。原題は、George HarrisonDark Horse』。

ジョージ・ハリスンは繊細な声の持ち主ですが、この時期は声帯を痛めており、しゃがれたガラガラ声の歌声になっています。本アルバムを発売した時期にはアメリカツアーも行なわれていますが、ひどい声のため、酷評されたコンサートツアーでした。

アルバムタイトルの「ダークホース」は「穴馬」です。ビートルズ時代はジョン・レノン、ポール・マッカートニーという二人の天才の陰に隠れて、自らが作った曲の発表の場は制限されていました(アルバムに2曲ほど)。ビートルズ解散後、解き放たれたジョージは、ジョン、ポールに先駆けて全米と全英で1位を獲得しました。まさに「穴馬」です。
また、1974年にジョージは自らのレーベル「ダークホース」を設立しており、アルバムタイトルを「ダークホース」にしたのは自社PRでもありました。

それでは、アルバムを紹介していきましょう。(オリジナルがレコード盤なので、A面・B面で紹介します。)

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A-1 ハリズ・オン・トゥアー

1974年の全米ツアーのオープニングテーマとして作られたインストルメンタル・ナンバーで、とてもカッコいい曲です。右側から聞こえるギターがジョージで、左側のギターはロベン・フォードです。

A-2 シンプリー・シェイディ

1974年にジョージは2ヶ月間インドに滞在しており、そのときに作られた曲です。親友エリック・クラプトンに走った妻のパティ・ボイドと1974年6月に離婚したジョージですが、その別れを題材にした自伝的な歌になっています。

A-3 ソー・サッド

ジョージの名曲で、ギターの音色が美しい、本アルバムで私が一番好きな曲です。題材となっているのは、やはりパティ・ボイドとの離婚です。リンゴ・スターがレコーディングに参加しています。

A-4 バイ・バイ・ラヴ

カバー曲で、オリジナルは1957年に全米2位のデビューヒットとなったエヴァリー・ブラザーズです。ジョージは歌詞を変えて、パティ・ボイドとエリック・クラプトンとの関係を歌っています。そしてなんと、その二人をレコーディングに参加させてコーラスを歌わせています。傷つけられたとはいえ、すごい仕打ちですね。

A-5 マヤ・ラヴ

マヤとはお釈迦様の生母のことで宗教的な歌ですが、淡々としたノリで、ビリー・プレストンのエレクトリックピアノが気持ちがよい曲です。間奏では『ハリズ・オン・トゥアー』のメロディーも聴かれます。元々は『マイ・ラヴ』でしたが、1973年にポール・マッカートニー&ウイングスが大ヒットさせた曲とタイトルが被ったため、変更されました。

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B-1 ディン・ドン

楽曲タイトルは鐘の音を表した言葉です。1974年12月にシングルカットされたクリスマスソングで、それまでのジョージの曲と比べると、かなり楽天的な曲です。演奏に加わったメンバーは、リンゴ・スター、ロン・ウッド(フェイセズ⇒ローリング・ストーンズ)、ゲイリー・ライト、トム・スコット、クラウス・ブーアマンなど、豪華メンバーでした。

B-2 ダーク・ホース

アルバムタイトル曲で。アルバムから先行発売されたシングル曲でもあります。僕はダークホースとガラガラ声で歌っています。後に妻となるオリヴィアがコーラスに加わっています。1991年12月の日本ツアーで歌われ、その模様を収録したライヴアルバム『ライヴ・イン・ジャパン』にも収録されています。

B-3 ファー・イースト・マン

ジョージとロン・ウッドの共作です。ロン・ウッドは当時フェイセズのメンバーでした。フェイセズが極東ツアーから帰ってきた際にロン・ウッドが来ていたTシャツにプリントされていた「Far East Man」からインスピレーションを受けたジョージが作詞しています。ジョージがフランク・シナトラに捧げたメロディアスな曲です。

B-4 イット・イズ・ヒー(ジェイ・スリ・クリシュナ)

ジョージが信仰するインドのクリシュナ神へ捧げた歌です。明るいメロディーの賛歌で、アルバムを締めくくります。

ジョージ・ハリスン『ダークホース』はおすすめアルバムです。聴いたことが無い方は、ぜひ聴いてみてください!

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羽生結弦に国民栄誉賞、授与式は7月2日

政府は2018年6月1日午前の閣議で、2月に行われた平昌五輪のフィギュアスケート男子で2014年ソチ大会に続き2大会連続で金メダルを獲得した羽生結弦(ゆづる)選手(23)に国民栄誉賞を授与することを決めました。個人では最年少、フィギュア選手で初受賞となります。授与式は7月2日に首相官邸で行われます。

羽生はコメントを発表し「大変名誉ある賞をいただき、身に余る光栄です。(中略)今回の平昌五輪において、多くの方々の素晴らしい活躍があったからこそとも感じております」と“先輩たち”に感謝しました。そして「皆さまの期待を背負い、まだ続く道を一つ一つ丁寧に感じながら、修練を怠ることなく、日々前に進んでいきます。この賞が被災地やスケート界にとって明るい光になることを願っております」とコメントしました。

国民栄誉賞は昭和52年の創設以来、これまでに26の個人・団体が受賞しています。直近では2月13日に将棋で史上初の「永世七冠」を達成した羽生善治棋聖と、囲碁で2度の七冠独占を果たした井山裕太十段に同時授与されました。

また1人、国民栄誉賞をもらえる人が増えて素晴らしいですね。

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