ジョージ・ハリスン『ゴーン・トロッポ』陽気でトロピカルなポップアルバム!

1982年に発売された元ビートルズ、ジョージ・ハリスンのソロアルバム『ゴーン・トロッポ』を紹介します。原題は、George HarrisonGone Troppo』。
トロッポはトロピカルを語源とするジョージの造語で、ゴーン・トロッポは「陽気になる」という意味です。まさに南国ムードのトロピカルなサウンドのアルバムで、明るいポップなアルバムです。私は大好きなアルバムなのですが、ジョージもレコード会社も全く宣伝活動を行なわなかったため、セールス的には低調でした。
それでは、アルバムを紹介していきましょう。(オリジナルがレコード盤なので、A面・B面で紹介します。)

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A-1 愛に気づいて

原題は『Wake Up My Love』。明るくストレートなロックンロールナンバーで、シンセサイザーに乗せてジョージはハードなヴォーカルを聴かせてくれています。本アルバムからのファーストシングルカット曲でした。ベストアルバム『ダークホース 1976-1989』にも収録されています。

A-2 ザッツ・ザ・ウェイ・イット・ゴーズ

ジョージらしい、のどかで温かい曲です。精神世界に生きるジョージが金銭的な豊かさでは人は幸せになれないことを歌っています。ジョージのお気に入りの曲で、ベストアルバム『ダークホース 1976-1989』にも収録されています。ジョージの一周忌である2002年11月29日に行なわれた追悼コンサートではジョー・ブラウンが本曲を歌いました。

A-3 アイ・リアリー・ラヴ・ユー

アメリカでのみシングルカットされたドゥー・ワップ・ナンバーで、1961年にステレオズというアメリカのドゥー・ワップ・グループが発表した曲のカバーです。ジョージがリリースした楽曲の中では異色のナンバーとなりますが、陽気な本アルバムにとてもマッチしています。本アルバムで唯一のジョージの作詞・作曲でない作品です。

A-4 グリース

歌詞がほとんどない、ほぼインストルメンタルの曲です。地中海がイメージされるトロピカルなサウンドです。シングル『愛に気づいて』のB面曲でした。

A-5 ゴーン・トロッポ

アルバムの核をなすメッセージが詰まったアルバムタイトル曲です。太陽の光の中、オーストラリアの農園で悠々自適に暮らすジョージの姿が思い浮かぶ、とても明るいポップスです。ベストアルバム『ダークホース 1976-1989』にも収録されています。

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B-1 ミスティカル・ワン

エリック・クラプトンへ向けて、変わらぬ友情を歌った曲です。ジョージらしい優しく美しいメロディーに乗せて、クラプトンへの感謝を歌っています。
「君は歌の中で僕の深い祈りに応えてくれた。ゆっくりと揺らめく優しい手(スローハンド)が僕を感動させ、僕の心を溶かしてくれる」

B-2 アンノウン・デライト

ジョージの息子、幼いダーニ・ハリスンに向けて歌った曲です。後にミュージシャンとなり、ルックスと歌声がジョージそっくりで、ポール・マッカートニーに「ジョージが昔の姿のままここにいるみたいだ」とまで言わせたダーニですが、本アルバムリリース時は満4歳でした。ジョージは美しいメロディーに乗せ、愛するダーニと世界中の子供たちに向けて「世界の宝」と歌っています。日本限定リリースのシングル『オ・ラ・イ・ナ・エ(ドリーム・アウェイ)』のB面曲でした。

B-3 ベイビー・ドント・ラン・アウェイ

愛する人に去られてしまうことへの怖れを歌った曲です。陽気な曲が続いた本アルバムですが、本曲は物悲しさを感じるメロディーになっています。

B-4 ドリーム・アウェイ

日本限定でシングル発売され、そのときのタイトルは『オ・ラ・イ・ナ・エ』でした。これは歌い出しのフレーズ「Oh Ry In Eye Ay」から取られたものです。女性コーラスが耳に残るポップス曲で、私が大好きな曲です。映画『バンデットQ』の主題歌でした。

B-5 サークルズ

最後は物悲しい響きを持った輪廻転生を歌った曲です。あの世とこの世を貫く世界観を持っているジョージは「生と死、その道程で魂は再び甦る。人生というショーは円を描き繰り返すもの」と歌っています。アメリカで発売されたシングル『アイ・リアリー・ラヴ・ユー』のB面曲でした。

ジョージ・ハリスン『ゴーン・トロッポ』はおすすめアルバムです。聴いたことが無い方は、ぜひ聴いてみてください!

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