ポール・マッカートニー&ウイングスの最高傑作『バンド・オン・ザ・ラン』

1973年に発売されたポール・マッカートニー&ウイングスの3作目のアルバム『バンド・オン・ザ・ラン』を紹介します。原題は『Band on the Run』。

ポール・マッカートニー、リンダ・マッカートニー、デニー・レインの3人で制作したアルバムです。ビートルズ解散後にポールが作ったアルバムに対する音楽評論家の評価は、それまでは必ずしも高いものではありませんでしたが、本作への評価は非常に高く、本作をウイングスの最高傑作アルバムに挙げる人は多いです。盟友のジョン・レノンも絶賛したアルバムです。

それでは、アルバムを紹介していきましょう。(オリジナルがレコード盤なので、A面・B面で紹介します。)

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A-1 バンド・オン・ザ・ラン

3つのパートから構成される曲で、ポールはこの曲のように別々のメロディーの曲をつなげて1曲にするのが得意です。哀愁漂うスローな導入部から、一転してロック調の中間部へ、そしてパワフルなアコースティックサウンドの後半へと、音楽的な完成度も高い曲です。ウイングス8枚目のシングル曲としてシングルカットもされています。

ライヴでは定番の曲で、1976年の『ウイングス U.S.A.ライヴ』、1990年の『ポール・マッカートニー・ライブ!!』、2002年の『バック・イン・ザ・U.S.』、2009年の『グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ』に収録されています。

A-2 ジェット

一度聴いたら忘れないギターのフレーズを持つ、ヘビーなロックンロールです。ウイングス7枚目のシングル曲としてシングルカットもされています。

こちらもライヴでは定番の曲で、1976年の『ウイングス U.S.A.ライヴ』、1990年の『ポール・マッカートニー・ライブ!!』、2002年の『バック・イン・ザ・U.S.』、2009年の『グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ』に収録されています。

A-3 ブルーバード

ボサノバ風の美しいアコースティックナンバーです。間奏のサックスの音色がとても印象的です。ウイングスのステージで演奏され、ライヴアルバム『ウイングス U.S.A.ライヴ』にも収録されています。ヨーロッパでのみリリースされたシングル『ミセス・ヴァンデビルト』のB面曲でもありました。

A-4 ミセス・ヴァンデビルト

「Ho, heyho!」と躍動的なコーラスにインパクトがある、民族音楽風のリズムナンバーです。ヨーロッパでのみシングルカットされました。2009年のライヴアルバム『グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ』にも収録されています。

A-5 レット・ミー・ロール・イット

荒々しいギターのカッティングが印象的な、豪快なスローバラードです。ポールはヘビーに、ソウルフルに歌っています。本曲は当時仲の悪かったジョン・レノンに和解を呼び掛けたものとして話題になりましたが、ポールはそれを否定しました。但し、ポールはその後「この曲はジョンとやりたかった」とも発言しています。シングル『ジェット』のB面曲でもありました。ライヴでは定番の曲で、1976年の『ウイングス U.S.A.ライヴ』、1993年の『ポール・イズ・ライブ』、2002年の『バック・イン・ザ・U.S.』、2009年の『グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ』に収録されています。

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B-1 マムーニア

コーラスが美しく、とても優しいメロディーの明るい曲で、私が大好きな曲です。ポール、リンダ、デニーの声の相性は抜群で、本当に美しいです。

B-2 ノー・ワーズ

ポールとデニーの共作です。前曲から間髪入れずに始まり、ヴォーカルも二人で担当しています。この曲もとても優しい印象の曲で、コーラスワークが本当に爽快です。1979年のウイングスのステージで演奏されてます。

B-3 ピカソの遺言

原題は『Picasso’s Last Words (Drink to Me)』。ポールのピカソに対する追悼歌です。デニーのヴォーカルから始まり、これも3人のコーラスが素晴らしい曲です。めまぐるしく変化するサウンドはポールの真骨頂です。曲中で『ジェット』がリプライズされます。そして最後は『ミセス・ヴァンデビルト』の「Ho, heyho!」で終わります。ウイングスのステージで演奏されており、ライヴアルバム『ウイングス U.S.A.ライヴ』にも収録されています。

B-4 西暦1985年

原題は『Nineteen Hundred And Eighty Five』。実際に出会った魅力的な女性を素材にした曲で、ピアノのメロディーが張りつめた雰囲気を醸し出します。曲の最後に『バンド・オン・ザ・ラン』がリプライズで流れ、トータルアルバムであることを改めて意識させています。日本とアメリカではシングル『バンド・オン・ザ・ラン』のB面曲でもありました。最近のポールのライブでは定番になっており、ポールはいつもウイングスファンのために歌うと言ってから本曲の演奏を開始します。

ポール・マッカートニー&ウイングス『バンド・オン・ザ・ラン』はおすすめアルバムです。聴いたことが無い方は、ぜひ聴いてみてください!

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