ポール・マッカートニー&ウイングス『ロンドン・タウン』ほんわかするアルバム

1978年3月31日に発売されたポール・マッカートニー&ウイングスのアルバム『ロンドン・タウン』を紹介します。原題は『London Town』。

全米ツアーを行なったウイングス黄金期のメンバー5人でレコーディングを開始しましたが、ジミー・マッカロク(ギター)とジョー・イングリッシュ(ドラムス)がアルバム完成前に脱退したため、ジャケット写真はポール・マッカートニー、リンダ・マッカートニー、デニー・レインの不動の3人だけになっています。

3人になったウイングスですが、リンダは産休に入った時期でした。事実上、ポールとデニー・レインの二人で完成させたアルバムで、ウイングスのアルバムの中で二人の共作が最も多いアルバムです。楽曲は、ほんわかしたイメージのソフトな作品が多いです。聴いていてハッピーな気持ちになる楽曲が多いアルバムです。

それでは、アルバムを紹介していきましょう。(オリジナルがレコード盤なので、A面・B面で紹介します。)

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A-1 たそがれのロンドン・タウン

原題は『London Town』。アルバムタイトル曲で、ポールとデニーの共作です。叙情的なバラード曲で、ウイングスの美しいコーラスが素晴らしいです。本アルバムから3枚目のシングルカット曲でもありました。

A-2 セーヌのカフェ・テラス

原題は『Cafe on the Left Bank』。1曲目のロンドンから2曲目はパリへ舞台を移します。ロック調のポールの快作で、脱退したジミー・マッカロクのギターの音色が印象的です。

A-3 アイム・キャリング

ポールのセンチメンタルなバラード曲です。シングル『たそがれのロンドン・タウン』のB面曲でもありました。ジョージ・ハリスンが本アルバムで好きな曲として挙げています。

A-4 なつかしの昔よ/カフ・リンクをはずして

原題は『Backwards Traveller/Cuff Link』。二つの曲からなるメドレーで、『なつかしの昔よ』はハーモニー主体の曲で、ポールは荒々しい声で歌っています。続く『カフ・リンクをはずして』は不思議なムードのインストルメンタル曲です。シングル『しあわせの予感』のB面曲でもありました。尚、レコードではメドレーで1曲でしたが、CD化に際して2曲に分割されています。

A-5 チルドレン・チルドレン

ポールとデニーの共作で、ヴォーカルはデニーです。デニーの歌声は繊細で、優しくハッピーな気持ちになれる曲です。フォークソング調の作風を得意とするデニーの個性が遺憾なく発揮された作品です。

A-6 ガールフレンド

ポールがファルセットボイスで歌う、優しい曲です。元々は1974年にポールがジャクソン5のために作った曲で、そのときはリリースされませんでしたが、その後、マイケル・ジャクソンが1979年にリリースしたアルバム『オフ・ザ・ウォール』に収録されました。本アルバムでのポールはマイケルに負けず劣らずの高音ファルセットボイスです。

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A-7 別れの時

原題は『I’ve Had Enough』。まさにウイングスとも言うべきロックンロールをポールはエネルギッシュに歌い上げています。本アルバムから2枚目のシングルカット曲でもあります。

B-1 しあわせの予感

原題は『With a Little Luck』。透明感のあるサウンド、心温まるポールのヴォーカル、そしてデニーのコーラスとの掛け合い。私がウイングス最高傑作曲と位置付ける、大好きな曲です。本アルバムからのファーストシングルカット曲でもあり、アメリカで1位を獲得しています。

B-2 伝説のグルーピー

原題は『Famous Groupies』。陰りのあるサウンドの曲で、ポールはくだけた感じのヴォーカルです。ポールとデニーのコーラスワークが光っています。

B-3 子供に光を

原題は『Deliver Your Children』。ポールとデニーの共作で、メインヴォーカルはデニーです。デニーらしいブリティッシュフォーク調の作品です。シングル『別れの時』のB面曲でもありました。

B-4 ネーム・アンド・アドレス

エルヴィス・プレスリーを彷彿とさせるロカビリーナンバーです。はつらつとした魅力的な歌声でポールは歌っています。

B-5 ピンチをぶっ飛ばせ

原題は『Don’t Let It Bring You Down』。ポールとデニーの共作で、叙情的なフォークソング調の曲です。物悲しいメロディーに乗せて「そんなことで、くじけちゃダメだよ」と歌っています。

B-6 モース・ムースとグレイ・グース

原題は『Morse Moose and the Grey Goose』。エネルギッシュなリズムナンバーで、ポールの荒々しい歌声でアルバムはエンディングを迎えます。

ポール・マッカートニー&ウイングス『ロンドン・タウン』はおすすめアルバムです。聴いたことが無い方は、ぜひ聴いてみてください!

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