オフコース『群衆の中で』鈴木康博が還暦記念ライヴで歌った幻のデビュー曲

1970年4月5日に発売されたオフコースの幻のデビューシングル『群衆の中で/陽はまた昇る』を紹介します。どちらの曲もヤマハの作曲コンクールに応募してきたアマチュアの作品に作詞家の山上路夫が詞をつけたものです。当時のグループ名は「ジ・オフ・コース」でした。

A面 群衆の中で

デビュー当時のメンバは小田和正・鈴木康博・地主道夫の3人でしたが、地主道夫は翌年の1971年に脱退した為、このメンバでの最初で最後のレコードとなりました。演奏はスタジオミュージシャンで、オフコースは歌っているだけです。いかにも1970年代前半の暗いフォークソングといった曲で、のちに大ヒットを連発して名曲を歴史に残したオフコースには似つかわしくない曲です。オフコースの歴史は『僕の贈りもの』から始まったと思っている人が多いでしょうから、幻のデビューシングルと言えます。

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リードヴォーカルはヤスさん(鈴木)で、初期のオフコースを引っ張っていたのがヤスさんであったことを認識できます。小田さんはコーラスをつけており、「ルルルルルル…」という若い歌声が美しいです。
2008年、ヤスさんは自身の還暦記念ライブで本曲を照れくさそうに歌いました。その模様は『Yasuhiro Suzuki Anniversary Live 1970-2008』に収められています。

B面 陽はまた昇る

A面曲は暗いメロディーの哀しいイメージの曲でしたが、B面曲は明るいメロディーのリズミカルな曲で、私はこちらの曲のほうが好きです。こちらもリードヴォーカルはヤスさんですが、オフコースの美しいハーモニーはデビュー当時から健在で、小田さんのバックコーラスの高音が美しいです。
小田さんは「レコードを売りたいという意識は全く無かった。しばらくオフコースのレコードはチャートに出なかったし、レコードが売れている人達と同じフィールドにいるという意識もなかった」と当時を振り返っています。

デビューシングル『群衆の中で/陽はまた昇る』はオフコースのオリジナルアルバムには収録されていません。オリジナルアルバム未収録曲を集めたベストアルバム『レア』に収録されているので探してみてください!

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