リンゴ・スター『グッドナイト・ウィーン』ジョン・レノンとエルトンが協力!

1974年に発売されたリンゴ・スターのソロアルバム『グッドナイト・ウィーン』を紹介します。原題は、Ringo StarrGoodnight Vienna』。

同時期にレコーディングされていたジョン・レノンのアルバム『心の壁、愛の橋』に参加していたジョン・レノン、エルトン・ジョン、ハリー・ニルソンらが参加したアルバムです。
アルバムタイトルは故郷リバプールの俗語で「ずらかる」という意味で、正確には「グッドナイト・ヴィエナ」と発音します。

それでは、アルバムを紹介していきましょう。(オリジナルがレコード盤なので、A面・B面で紹介します。)

A-1 グッドナイト・ウィーン

ジョン・レノンがリンゴにプレゼントした曲で、イントロのカウントと「オーライ」の掛け声でジョンの声を聴くことができます。前作『リンゴ』でもジョンが提供した『アイム・ザ・グレーテスト』でスタートしており、2作連続でオープニングはジョン・レノンの楽曲となりました。ジョンはピアノを演奏しており、これも前作同様です。気持ちの良いロックンロールで、シングルでも発売されていますが、これは本曲とB面最後のリプライズを繋いで編集したものでした。このシングルバージョンはベストアルバム『フォトグラフ:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・リンゴ・スター』に収められています。

本曲はジョン自身がヴォーカルを取ったリハーサルテイクが存在しており、1998年に発売されたCD4枚組ボックスセット『ジョン・レノン・アンソロジー』に収録されています。

A-2 オカペラ

ニューオーリンズのR&Bシーンを支えたアラン・トゥーサンが作った楽曲です。リンゴは軽快に、お洒落に歌っています。ドクター・ジョンがエレクトリックピアノで参加しています。

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A-3 ウー・ウィー

リンゴとヴィニ・ポンシアが共作したミディアムテンポの曲です。ヴィニ・ポンシアはリンゴと名コンビで、前作『リンゴ』でも『オー・マイ・マイ』『デヴィル・ウーマン』を共作していました。本曲はブラスセクションが印象的な曲です。ドクター・ジョンがピアノを弾いています。

A-4 ハズバンズ・アンド・ワイブス

カントリーシンガー、ソングライターであったロジャー・ミラーが1966年にリリースした楽曲のカバーです。リンゴが好きなカントリーですが、夫婦の間がうまくいかないことについて歌っています。モーリン・コックスとの離婚直前であったリンゴは「夫婦がうまくいかなくなるのは、つまらないプライドのせい」と歌われる本曲をあえて選曲しました。

A-5 スヌーカルー

エルトン・ジョンとバーニー・トーピンの名コンビがリンゴのために作った曲です。エルトン・ジョンらしいメロディーのロックナンバーで、爽やかな曲です。イントロのカウントとピアノはエルトンです。日本とイギリスでシングル発売されました。本曲はベストアルバム『フォトグラフ:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・リンゴ・スター』にも収録されています。

B-1 オール・バイ・マイセルフ

リンゴとヴィニ・ポンシアが共作したレゲエ調の曲です。楽し気なメロディーにリンゴのヴォーカルがマッチしています。ジョン・レノンがギターで、ドクター・ジョンがピアノで参加しています。

B-2 コール・ミー

リンゴが1人で作った曲です。シンプルなメロディーラインのリンゴらしい曲です。ピアノを弾いているのは、なんとデイヴィッド・フォスターです。

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B-3 ノー・ノー・ソング

ホイト・アクストンとデヴィッド・P・ジャクソンが作った、とぼけた感じのカントリータッチの曲です。ニッキー・ホプキンスがエレクトリックピアノで参加しています。明るく楽しい、リンゴの代表曲の1つで、ベストアルバム『想い出を映して』『フォトグラフ:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・リンゴ・スター』にも収録されています。リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドのステージでもよく取り上げられており、1990年のライヴアルバム『Ringo Starr and His All-Starr Band』にも収録されています。

B-4 オンリー・ユー

1955年にプラターズが大ヒットさせた曲のカバーです。リンゴはオリジナルとは違った、ほのぼのとした作品に仕上げています。ジョン・レノンがアコースティックギターを、ビリー・プレストンがピアノを弾いています。イントロのジョンのギターカッティングは『スタンド・バイ・ミー』のそれと似ています。シングル発売もされ、ベストアルバム『想い出を映して』『フォトグラフ:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・リンゴ・スター』にも収録されています。

ジョンも同じセッションで本曲を歌っており、1998年に発売されたCD4枚組ボックスセット『ジョン・レノン・アンソロジー』に収録されています。

B-5 イージー・フォー・ミー

ハリー・ニルソンがリンゴにプレゼントしたメロディアスな曲です。ストリングスをバックにリンゴが情感豊かに歌い上げています。ニルソン自身も翌年に本曲をレコード化していました。

B-6 グッドナイト・ウィーン(リプライズ)

オープニング曲のリプライズです。オープニング曲を最後にもう一度聴かせるアルバム構成はビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』と同じです。コーラスと拍手でアルバムが締めくくられます。

リンゴ・スター『グッドナイト・ウィーン』はおすすめアルバムです。聴いたことが無い方は、ぜひ聴いてみてください!

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