リンゴ・スター『ウィングズ~リンゴIV』4番目のビートルの4枚目の傑作アルバム!

1977年に発売された元ビートルズ、リンゴ・スターのソロアルバム『ウィングズ~リンゴIV』を紹介します。原題は、Ringo StarrRingo The 4th』。

ビートルズというスーパーグループの中でリンゴは常に4番目、最後の男でした。アルバムタイトルはその4番目の男と、自身4枚目のオリジナルアルバムになることを掛けています。実際には6枚目のオリジナルアルバムなのですが、1970年にリリースした2枚のアルバムは「企画モノ」だったため、リンゴは自らの意志で制作したアルバムの数に入れていません。本作は1973年リリースの『リンゴ』から数えて4枚目のオリジナルアルバムです。

前作『リンゴズ・ロートグラビア』では元ビートルズの3人に楽曲を提供してもらったリンゴですが、本作では元ビートルズからの楽曲提供はありません。プロデューサーにアリフ・マーディンを起用し、話題作りよりも内容で勝負したアルバムになっています。実際、私はとてもお気に入りのアルバムで、リンゴの傑作アルバムの1つに挙げています。

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それでは、アルバムを紹介していきましょう。(オリジナルがレコード盤なので、A面・B面で紹介します。)

A-1 愛におぼれて

原題は『Drowning In The Sea Of Love』。フィラデルフィア系ソウルの作曲家チーム、ギャンブル&ハフ(ケニー・ギャンブルとレオン・ハフ)が作った曲で、オリジナルは1972年のジョー・サイモンです。アルバムトップを飾るに相応しいインパクトのある曲で、リンゴはソウルフルに熱唱しています。アメリカではシングルでも発売されました。

A-2 タンゴ・オール・ナイト

タンゴのリズムに乗せてリンゴが軽やかに歌う、私の大好きな曲です。スティーヴ・ヘイグとトム・シュウファートの共作曲で、アメリカのロックバンド、ラ・セインのレパートリーでした。

A-3 ウィングズ

リンゴとヴィニ・ポンシアが共作したミディアムテンポのカッコいいロック曲です。リンゴがとても気に入っている曲で、シングル発売された他、2012年のアルバム『リンゴ2012』ではセルフカバーで歌い直しています。リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドのステージでも取り上げられていました。

A-4 ゲイブ・イット・オール・アップ

本曲もリンゴとヴィニ・ポンシアの共作曲です。子供時代の懐かしい風景が浮かんで来るようなメロディーのバラードで、ハーモニカの響きと、ぼくとつとしたリンゴの歌声に感涙します。

A-5 アウト・オン・ザ・ストリーツ

本曲もリンゴとヴィニ・ポンシアの共作で、ディスコ風のサウンドの曲です。女性コーラスとサウンドエフェクトが印象的です。ディスコ音楽が流行していた時代を感じる曲です。

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B-1 踊ろよ、一緒に!

原題は『Can She Do It Like She Dances』。スティーヴ・ダボフとゲリー・ロビンソンの共作曲です。ソウルっぽいサウンドの曲をリンゴは味がある歌い方で歌っています。

B-2 スニーキング・サリー

原題は『Sneaking Sally Through The Alley』。女性コーラスが印象的なソウルナンバーで、デイヴィッド・フォスターが演奏に参加しています。ニューオーリンズのR&Bシーンを支えたアラン・トゥーサンが作った楽曲ですが、リンゴはアラン・トゥーサンがお気に入りなのか、アルバム『グッドナイト・ウィーン』でも彼の楽曲『オカペラ』を取り上げていました。

B-3 イッツ・ノー・シークレット

リンゴとヴィニ・ポンシアの共作曲です。本アルバムに収録されたオリジナルナンバーは全てリンゴとヴィニ・ポンシアの共作曲で、過去のアルバムから続く、曲作りの名コンビです。優しいメロディー・優しいアレンジの曲で、リンゴの優しさを感じる曲です。

B-4 ジプシーズ・イン・フライト

本曲もリンゴとヴィニ・ポンシアの共作曲です。リンゴの好きなカントリーっぽい曲調のバラードで、派手な印象の曲が多い本アルバムの中で、一番静かな曲になっています。

B-5 シンプル・ラヴ・ソング

本曲もリンゴとヴィニ・ポンシアの共作曲です。アルバムを締めくくるのに相応しい、明るく気持ちのよいポップスです。デイヴィッド・フォスターがピアノとキーボードを演奏しています。

リンゴ・スター『ウィングズ~リンゴIV』(Ringo The 4th)はおすすめアルバムです。現在は入手困難ですが、輸入レコード店などで探せると思います。聴いたことが無い方は、ぜひ聴いてみてください!

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