リンゴ・スター『カントリー・アルバム』カントリー&ウェスタンのみのアルバム!

1970年に発売された元ビートルズ、リンゴ・スターのソロアルバム『カントリー・アルバム』を紹介します。原題は、Ringo StarrBeaucoups of Blues』。

ビートルズ時代からリンゴのカントリー&ウェスタン好きは有名でした。ビートルズのカントリータッチの曲は大体リンゴがヴォーカルを取っています。

 『ハニー・ドント』(カール・パーキンス作)
 『アクト・ナチュラリー』(バック・オーウェンス作)
 『消えた恋』(リンゴが初めて作詞に加わった曲)
 『ドント・パス・ミー・バイ』(リンゴが初めて作詞作曲した曲)

これらの曲はリンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドのステージでも取り上げられており、リンゴのカントリー好きが伝わってきます。

本アルバムのプロデューサーを務めたのはカントリー界の大御所であるピート・ドレイクです。リンゴとドレイクはジョージ・ハリスンのアルバム『オール・シングス・マスト・パス』のセッションで知り合いました。ドレイクはリンゴに全曲カントリー&ウェスタンのアルバム制作を持ち掛けます。カントリー好きのリンゴは躊躇せずにこの企画に乗りました。
カントリー音楽の中心であるナッシュビルにリンゴは飛びます。そして1970年6月30日と7月1日のわずか2日間でリンゴはヴォーカルを入れています。アルバム全曲がリンゴのために用意された曲で、なんと100曲ほどがドレイクが所有する音楽出版社の作曲家たちから寄せられていたそうです。本アルバムではリンゴはドラムスを演奏しておらず、ヴォーカルに徹しています。

スポンサーリンク

本アルバムについて「リンゴ好きだが、このアルバムはスルーしてた」「のどかな曲ばかりだとキツイ」といった意見をネットで見ましたが、私は大好きなアルバムです。クセが無いのでバックグラウンドミュージックに最適です。でも、刺激が欲しい人には物足りなさがあるのでしょうね。

それでは、アルバムを紹介していきましょう。(オリジナルがレコード盤なので、A面・B面で紹介します。)

A-1 ボークー・オブ・ブルース

シンガーソングライターのバズ・ラビンが作ったワルツです。リンゴの歌声はのどかです。リンゴ初のソロシングルとして、アメリカでは1970年10月5日に、日本では1970年12月21日に発売されています、

A-2 ラヴ・ドント・ラスト・ロング

ギタリストのスタジオミュージシャンであるチャック・ハワードが作った曲です。優しいメロディーですが、歌われている内容は怖いです。

A-3 ファーステスト・グロウイング・ハートエイク・イン・ザ・ウェスト

シンガーソングライターのラリー・キングストンがフレッド・ダイカスと共作した曲です。リンゴはのびのびと歌っています。

A-4 ウィズアウト・ハー

シンガーソングライターでギタリストのソレルズ・ピッカードが作った曲です。フォークソング調の曲をリンゴは丁寧に歌っています。

A-5 ウーマン・オブ・ザ・ナイト

前曲に続き、本曲もソレルズ・ピッカードの作品です。本アルバムの中では一番ポップなメロディーの曲です。はつらつとしたリンゴの歌声が気持ちいいです。

A-6 アイド・ビー・トーキング・オール・ザ・タイム

チャック・ハワードとラリー・キングストンの共作曲で、典型的なカントリーソングです。曲の最後では珍しいリンゴの裏声が聴けます。

スポンサーリンク

B-1 フィフティーン・ダラー・ドゥロウ

ソレルズ・ピッカードが作った曲です。歌詞はバンドで成功を夢見る男の物語です。曲の後半でリンゴのスキャットを聴くことができる曲です。

B-2 ワイン・ウイメン・アンド・ラウド・ハッピー・ソング

ラリー・キングストンが単独で作った曲で、1968年に曲は完成していました。発表の場が無かった曲をリンゴが取り上げた形になっています。

B-3 アイ・ウドゥント・ハヴ・ユー・エニイ・アザー・ウェイ

チャック・ハワードが作ったラヴソングです。リンゴは女性ヴォーカルと甘くデュエットしています。

B-4 ルーザーズ・ラウンジ

ジャズ・オルガンのプレイヤーで作曲家のボビー・ピアスが作った軽快なテンポの曲です。リンゴも軽快に歌っています。

B-5 ウェイティング

チャック・ハワードが作ったバラード曲です。リンゴはとてもムーディーに歌っています。

B-6 サイレント・ホームカミング

ソレルズ・ピッカードが作った曲で、息子が戦争から無言の帰宅となったことを嘆き悲しむ母親の歌です。カントリーロックと呼ぶのが相応しい佳曲でアルバムが締めくくられます。

リンゴ・スター『カントリー・アルバム』はおすすめアルバムです。聴いたことが無い方は、ぜひ聴いてみてください!

スポンサーリンク

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です